夢中霧中道途中

なにかにどっぶりはまりたい

ひよっこロス

ひよっこロスです。

 

ひよっこが終わり、ついに時計がわりに朝ドラつけておくのをやめました。
始まって1週間で面白くならない朝ドラは、イライラしながら見続ける必要もないから、にこにこさようならです。
ひよっこにのめり込んでいた時、ネットに感想を書き込むページを見て、意味のない悪口雑言を毎日毎日投稿し続ける人達に、心底ゾッとしました。
また、その人達が新しい朝ドラを、美辞麗句を並べ立て褒めちぎるのを見て、私の預かり知らない法則がそこにあるんだな、と気づかされました。


この、私にとって意味のない場所からはこの半年は退くことにします。


映画でも漫画でも小説でも、なんなら音楽でも、きっといつかは面白くなるから、なぁんてなったためしはありません。

ものを作る人は、最初も途中もラスト最高のものを見せたいですよね。
ひよっこみたいに、前半は最高で途中はまずまずでも、作る人達がそれを狙ったわけじゃない。
3ヶ月週1回10回のドラマでも、掴みはOKでも、着地が微妙になるものがあるのに、半年もの作品がひよっこ水準で終了出来るって、凄い事だと思います。
まぁ、あまちゃんで私にとっての完璧な作品は実現してますけど…

ただの視聴者だから、作品に感動出来たら作った人達にありがとう!だし、つまんなければ良いものを作ってね!だし、いつもつまんなければ、見なければいい。

鑑賞する方はそれなりに作法があるんじゃないかな?
嫌いなものの感想を書き過ぎる(?!)昨今の風潮は、よろしくないわ。

 

最近北斎NHKで特集されていて、北斎が自分の画力に満足せず、90を超えても猫一匹まともに描けないと悔し泣きをしたとのエピソードに、胸を打たれました。
物を作る人はいつでも最高が作りたいけど、その情熱って継続が難しい。
情熱の持続も大事な才能なんですね。